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医師のキャリアパスを考える医学生の会とは

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医師のキャリアパスを考える医学生の会とは

マッチング制度や臨床研修、専門医制度の変更、医師の計画配置などが議論される中、医学生自身が自らのキャリアについて学び、考え、発信していこうというネットワークです。
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【所属大学一覧 (五十音順)】

愛知医科 秋田 旭川医科 医科歯科 岩手医科 愛媛 大分 大阪 大阪医科 大阪市立 岡山 香川 鹿児島 金沢
金沢医科 関西医科 北里 岐阜 久留米 九州 京都 京府医 杏林 近畿 熊本 群馬 久留米 慶應 高知 神戸 埼玉医科
佐賀 札幌 産業医科 滋賀医科 慈恵 自治医 島根 順天堂 昭和 女子医 聖マリ 千葉 筑波 帝京 東海 東京 東京医科 
東邦 東北 徳島 獨協医科 鳥取 富山 長崎 名古屋 名古屋市立 奈良県立医科 新潟 日本 日本医科 浜松医科
兵庫医科 弘前 広島 福井 福岡 福島県立医科 藤田保健衛生 防衛医科 北海道 三重 宮崎 山形 山口 山梨 横市 
琉球 和歌山県立医科 
国外:ブルガリア国立プレーベン医科 ペーチ ハンガリーデブレツェン University of Oradea ミネソタ UCLA 中国遼寧医科大 
上海交通大学医学院 福建医科
(以上87大学 2012年06月30日現在)

代表挨拶 「医学と社会の接点としての医療」(2014年度)

久留米大学医学部2年 野中沙織

みなさん初めまして。本年度代表を務めさせて頂く事となりました久留米大学医学部医学科2年野中沙織と申します。
医学生の会の活動も7期目となり、メーリングリストの参加者も約1500名となりました。これまで私達の活動を様々な形で支えていただいたみなさまに感謝申し上げます。これまでの活動を引き継ぎ、更に発展させていくために努力していく所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。

近年、医療に向けられる目は厳しくなりつつあるように感じます。すでに現場に立つ先輩方のお話を伺っていると、医師を始めとする医療従事者が力を尽くしているにもかかわらず、どこか市民とすれ違っている部分があるように感じます。

医療とは、医学と社会の接点です。私たち医学生が大学で学ぶことの多くは医学であり、そこから医療の世界へと入っていくには、医療界とは違った文化を持つ人々とのコミュニケーション、という視点を獲得することが必要なのだと思います。

では、その視点をどこで手に入れればいいのでしょうか。
私は、その答えの一つが学生団体での活動にあると考えます。
私自身、これまでの医学生の会の活動を通し、現場の先生方や研究者、行政の方、他大学の先輩方との出会いを得ました。その中で「医療」と「医学」の違いについて深く考え、今の医療の良い点や改善すべき点、そのために自分ができることや身に付けるべきことを考えるきっかけを頂きました。この事こそが、私にとっては自らのキャリアパスを考えることへとつながりました。

 私たち医学生が将来出会う患者さんは様々なバックグラウンドを持っています。そして、ともに働く医療従事者もまた、各々の学問的バックグラウンドや文化を持っています。研究者としての道を選んでも、行政の道を選んでも、医師は様々な背景を持つ人々とコミュニケーションを持ち、調整役となる機会が多くあることでしょう。
本年度の医学生の会ではこのような社会との接点としての医療を肌で感じ、自分の経験値とできる機会、そして各々のキャリアパスを考える場を提供していきたいと考えています。このことが医療の本質を考える上でみなさんの一助となることを願っています。
 また、私たちと一緒にスタッフとして医学生の会の企画・運営に携わってくださる方も募集しております。どうぞよろしくお願い致します。



代表挨拶 「医学生の会の活動を通じて」(2013年度)

東京女子医科大学医学部5年(当時) 秋葉春菜

みなさま初めまして。 2013代表をつとめさせて頂くこととなりました、東京女子医科大学医学部5年秋葉春菜と申します。
医学生の会の活動も今年で6年目となり、メーリングリストの参加者は1400名を超えました。
ご協力頂いております皆様には心より御礼申し上げます。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。

医師のキャリアパスを考える医学生の会は、自らのキャリアについて学び、考え、発信するネットワークです。
自分の夢がすでに決まっている人も、まだ模索中の人も、医学生の会の活動を通して多くのものに触れ、「自分へ問い続ける」という大事な機会を得ます。
学生時代は自分と向き合い、医療とは何かを自分なりに模索する大事な時期だと考えます。

激動する社会の中で、医療のあり方はますます話題になって参りました。
皆様と医療とは何か、ともに考えていければと思っております。
みなさまの参加、お待ちしております。



代表挨拶 「医学生の皆様へ」(2012年度)

東京女子医科大学医学部4年(当時) 秋葉春菜

みなさん初めまして。新代表を務めさせて頂くことになりました東京女子医科大学4年の秋葉春菜と申します。
医学生の会の活動もこの春5期目となり、メーリングリスト参加者は、とうとう1000名を超えました。これまでご協力いただいたみなさまに、心から感謝しております。
これまでの医学生の会の活動を引き継ぎ、さらに発展させていくために努力して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

ところで、私は医療の現状を目にして、なぜか漠然とした不安を感じています。
「現場は誰しもが現状のベストを尽くして問題解決に向けて進んでいるのだろうけど、自分がその世界に入っていく時、大丈夫なのかな?」と。
おそらくこの気持ちは、医学生ならば誰しもが一度は抱いたことがあるかと思います。
医療には非常に優秀な人材が多く携わっているにも関わらず、なぜこのような不安が生じてしまうのでしょうか。

私は、これが「医療のみにとどまらない幅広い知見をもつ人材の不足」に起因するのではないかと考えます。
現在話題となっている様々な医療問題には、マネジメント、法制度、行政といった多岐にわたる分野が関わっています。そのため、これらの問題を解決するには多角的なアプローチが必要です。

しかし、現状ではこのような人材が育ちにくいのではないのではないかと感じます。

理由としては2つあります。
まず第1に、大部分の医学生が「医学部入学=医師になる」という前提のもと入学し、自分の将来に大きな疑問を持つことなく医師となります。もちろんこれは悪いことではありません。
しかし、自分のキャリアパスを深く考えるきっかけが少ないという側面も厳然と存在し、これは医学生が様々な分野に興味を持ってチャレンジしようとする機会を逃す一因となっています。

また第2に、現在の医学生がおかれている環境では、得られる知識は主として医学であり、医療以外の分野と接する機会があまりに少ないために、幅広い知見を養う機会が少ないのです。
そして、他分野からの意見に触れずとも大学教育のレールに乗っていれば医師となれる私達が、問題意識をもつことが少なくなるのも当然です。これは同時に医療に対して壁を感じている他学部の学生に対しても当てはまることであり、両者の相互理解が必要となります。

そこで、2012年度は上記の問題に改めて向き合ってみようと思います。

医学生の会では、みなさまとともに自らのキャリアについて学び、考え、発信するネットワークとして、プロジェクトを通じ様々なキャリアについて考え、幅広い分野と接する機会を生みたいと考えています。
こうしたプロジェクトを通じてメンバーと共に学び、意見を交わしあうことで、自らのキャリアパスについて考え、医療のみにとどまらない幅広い知見を広げていくことができるでしょう。

ぜひ私達と共に学びよりよい医療を自分たちの手でつくっていきませんか?

代表挨拶 求む有志!「一簣を覆すといえども、進むは吾往くなり」(2011年度)

防衛医科大学校医学科4年(当時) 戌亥章平
     

みなさん初めまして。新代表を務めさせて頂くことになりました防衛医科大学校4年の戌亥 章平(いぬい しょうへい)と申します。本会の活動もこの春4期目となり、メーリングリスト参加者は、お陰様で650名を超えました。みなさんのご協力に心より感謝しています。これまでの医学生の会の活動を引き継ぎ、さらに発展させていくために努力して参りますので、今後とも宜しくお願い致します。

持続可能な医療制度の構築を目指して、矢継ぎ早に社会保障制度改革が行われていますが、それに伴う様々な「問題」も浮上してきました。中でも、昨年度は医療「格差」の問題がこれまで以上に顕在化した一年であったように思います。国内における都市と地方の、病院間の、医療資源格差、技術的・財政的格差。また、年度末には未曾有の大震災で壊滅的な被害を受けた地域での、平時と災害時の人的・時間的格差には、医療関係者だけではなく、国民の多くが無力感に襲われたことでしょう。

現在、文部科学省において、医学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂内容が検討されるなど、我々医学生を取り巻く環境も今後ますます変化していくと思われます。そして、社会保障制度の現状を鑑みれば何れそれに伴う「問題」も出てくる可能性は否定できず、大学の講義や教科書で「医学」を学ぶだけではなく、現実の「医療」について学び、考える必要性を痛感します。

今、正に激動の時代に直面し、我々は医学者として医学の可能性に夢を馳せる一方で、医療者として限りある資源を使っていかに効率的に医療を行っていくかという現実の問いに解を見出さなければなりません。そしてそのことが、ひいては自分自身を見つめ直し、将来の医療をどのように担っていくのかという、医師のキャリアパスを描いていくことに繋がるものだと信じます。

医学生の立場から、日本の医療の可能性を、自分自身の進むべき道を、私たちとともに模索していきませんか?

代表挨拶 「医師のキャリアパスを考える」とは(2010年度)

慶應義塾大学医学部4年(当時) 松本紘太郎

 医学生の皆さん、はじめまして。新しく代表をさせて頂きます慶應義塾大学医学部4年の松本紘太郎と申します。皆さんのおかげで医学生の会のメーリングリスト参加者はついに400名を超えました。有り難うございます!川井さん森田さんの後を引き継ぎ、日本一の医学生団体であると胸を張れる活動をしてまいりたいと思います。

医学生の会は医学生の立場から自らのキャリアについて学び、考え、発信するネットワークです。皆さんの中には、国際的に活躍したいという夢をもつ人、それよりも日本の中から日本の医療を何とかしたいと考える人、あるいは外科医となって目の前の患者さんを救いたいと考える人、医学研究者となって世界の医療水準に貢献したいと考える人、さまざまな熱い思いをもって学生生活を送っていることと思います。「医師のキャリアパスを考える」とはこうした夢を実現するために、将来の医師の在り方・医療の在り方を真剣に考えることだと思います。

 昨年、医療にとっては激動の1年でした。政権が交代し「コンクリートから人へ」の政策が進められる中、また、多くのメディアが医療現場を取材し発信する中で、現場で何が起きているかが徐々に明らかとなってきました。今まであまり表には出てこなかった医療者の疲弊、患者さんの悲鳴が社会に見える形になり、ようやく医療について真剣に考える土台が出来つつあると感じています。

 激動の中での選択は今後の方向性を決める大事な選択となります。皆さん、大学では学べない“医療”について一緒に学び、○○科に進むという選択の一歩先の医師のキャリアパスについて一緒に考えていきませんか?

代表挨拶 医学生の皆さんへ(2009年度)

東京大学医学部4年(当時) 森田知宏

 皆さんはじめまして。この度医学生の会の代表となりました東京大学4年の森田知宏と申します。「医師のキャリアパスを考える医学生の会」の設立から約半年が経ちました。おかげさまで医学生の会のメーリングリスト参加者も300名近くになりました。前代の川井さんの努力を無駄にしないよう、精一杯努力して参ります。

 医学生の会ができてこれまでの間、日本の医療をめぐって様々な動きがありました。臨床研修制度、専門医制度、医師の地域偏在、診療科間の偏在、医療訴訟・・・医療界の課題を個別に挙げていってはキリがないほどです。医学生の会としては、それぞれの問題に詳しい先生方をお呼びした勉強会、現場の先生方との交流会、医学生の意見を認知してもらおうと行った署名活動等、様々な活動を行って参りました。皆さんにとって、医療問題に興味をもつ契機となっていれば幸いです。

 医療をめぐる動きはますます盛んになっていくこと間違いありません。その中で、将来医師となる皆さんが、医療のあり方について真剣に考えることは非常に有意義です。「医師のキャリアパスを考える医学生の会」は皆さんにそのような"場"を提供できるものだと思います。ぜひ積極的にご活用ください!

 今後も、医学生の会の活動を通じて、将来の医師のあり方、医療のあり方について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。勉強会などで、皆さんにお会いできる日を楽しみにしています!また、私たちと一緒にスタッフとして医学生の会の企画・運営に携わってくださる方も募集しております。よろしくお願い致します!!

代表挨拶(2008年度)

東京女子医科大学医学部4年(当時) 川井未知子

 医学生のみなさん、今までに自分のキャリアプランやキャリアパスについて考えたことはありますか? 「まだまだ先の事だし考えた事はない」「卒業したら、○○病院で研修して、専門医資格を取って、留学して…」「キャリアプランをたてているけど、今後、出産・育児などプライベートがキャリアにどう影響するか不安」など様々だと思います。

 学生がキャリアパスを考える上で最初に関わってくるのは、卒業後の初期臨床制度・後期臨床制度です。平成16年度より必修化された2年間の初期臨床制度、専門医をとるための後期臨床制度は、昨今問題となっている医師不足・医師偏在・医療崩壊をうけて大幅な見直しが検討されています。そしてこの影響をもろに受けるのは医学生、特に4年生以下の学年。そう!私達です。その他、研究と臨床とのバランス、女性の出産・育児と仕事について、病院勤務と開業についてなど、キャリアについて考えてみるといろいろな疑問、不安、希望がでてくるのではないでしょうか。「医師のキャリアパスを考える医学生の会」では、先輩医師の先生方のお話を聞いて自分のキャリアについて考えるとともに、医学生がキャリアについてどう考えているのか、どんなことを希望しているのかなどを訴え、発信し、政策に直接つなげていくべく活動してまいります。

 みなさんも、自分のキャリアについて改めて考え、「医学生の生の声」を発信していきませんか?

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